SID 2022:進化し続けるOLED新技術が切り拓く未来
![ホワイトトーンのブースSID 2022があり、さまざまな画面を見せながら、さまざまな種類のOLED TVが展示されています。](http://www.oledspace.com/jp/assets/images/oled-inside/detail/INSD2022006/lg-display-oledspace-experience-sid-2022-booth.jpg)
LGディスプレイ(Hoyoung Jeong, CEO)は、5月10日から3日間、米国サンノゼで開催されたSID(Society for Information Display)2022展で、さらに進んだOLED技術を紹介しました。
SIDは、世界のディスプレイ関連企業や学会が集まり、研究論文の発表や新技術・新製品の紹介を行うイベントで、LGDは「The New Future of OLED」というテーマでOLED技術の進化や差別的価値を直接体験できる機会を提供しました。
LGディスプレイはSID 2022オフラインブースで大型OLEDの技術的進化と卓越性を強調し、顧客に付加価値を提供できるOLED新技術とLife Display(透明、ゲーム)、自動車など様々な分野でのOLEDの使用事例をアピールしました。
![ユン・スヨン:カラフルなOLEDパネルの背景の前に一人の男性が立っており、多くの人が写真を撮って見ています。](http://www.oledspace.com/jp/assets/images/oled-inside/detail/INSD2022006/lg-display-oledspace-experience-sid-2022-natural-reality.jpg)
SID 2022では、基調講演を行ったSoo-Young Yoon(LGディスプレイ株式会社 取締役副社長兼CTO)が、「ニューノーマルとディスプレイ」をテーマに、OLED技術の進歩、特徴、技術的優位性を紹介しました。Yoon氏は、近年の環境変化の結果、ニューノーマル時代に必要とされるのは従来のスペック中心ではなく、人間中心のナチュラルリアリティのパラダイムシフトであり、そのための最適なソリューションがOLEDであることを示唆しました。
![白い背景と白い照明の壁に、さまざまなカラフルな色を表現するOLED.EXパネルが吊るされています。](http://www.oledspace.com/jp/assets/images/oled-inside/detail/INSD2022006/lg-display-oledspace-experience-sid-2022-97-inch-oled-ex.jpg)
![右側の黒い壁は淡い紫色の光で照らされ、湾曲したスクリーンは鮮明な画面品質を示しています。](http://www.oledspace.com/jp/assets/images/oled-inside/detail/INSD2022006/lg-display-oledspace-experience-sid-2022-gaming-display.jpg)
OLEDの未来
大型OLED技術に加え、新しい形の折り畳み技術も紹介されました。8インチ「360度フォールダブルOLED」は、ユーザーの利便性を考慮し、前後に折りたたむことができるツーウェイフォールディング技術を搭載しています。さらに、20万回以上の折り畳み耐久性を保証するモジュール構造や、しわの増加を最小限に抑える特殊な折り畳み構造も備えています。
LGディスプレイは、独自開発の大型OLED「OLED in-Touch」と「Transparent OLED in-Touch」を初めて紹介しました。世界初の55インチ大型OLEDテレビパネルと透明OLEDテレビパネルにタッチ機能を内蔵し、特に透明OLED in-Touchは、透明性を維持しながら優れたタッチ性能を発揮し、新たな顧客価値を提供します。
0.42インチARグラス「OLEDoS(OLED On Silicon)」は、半導体を作るシリコンウェハーの上にOLEDを搭載し、3500PPI(Pixel Per Inch)の超高解像度を実現、よりリアルな拡張現実を可能にします。
![白を基調とした壁と照明の前に、カラフルな画面が映し出される白色の透明OLEDパネルが映し出されます。](http://www.oledspace.com/jp/assets/images/oled-inside/detail/INSD2022006/lg-display-oledspace-experience-sid-2022-transparent-oled-m.jpg, //www.oledspace.com/jp/assets/images/oled-inside/detail/INSD2022006/lg-display-oledspace-experience-sid-2022-transparent-oled-d.jpg)
![黒の OLED パネルは、透明度を最大化し、白い背景と照明の前に表示される画面を示します。](http://www.oledspace.com/jp/assets/images/oled-inside/detail/INSD2022006/lg-display-oledspace-experience-sid-2022-full-dashboard-poled-m.jpg, //www.oledspace.com/jp/assets/images/oled-inside/detail/INSD2022006/lg-display-oledspace-experience-sid-2022-full-dashboard-poled-d.jpg)
さらに、SID2022では、インテリアのホーム画面コンセプトやアートギャラリーなど、さまざまなモードで使用できる「Transparent Shelf」、インパネ、ナビゲーション、オーディオなど、1画面でドライバーの利便性を高める車載用「34インチP-OLED」などが紹介されました。
一方、SIDは展示期間中最も革新的な展示製品や展示ホールを選定して「People’s Choice Awards」を授与しており、LGディスプレイは今年の「Best Large Booth」に選ばれました。SID 2022で示したように、LGディスプレイは今後も絶え間ない技術革新により、OLEDならではの差別化された価値をお客様に提供し、よりよい暮らしを提示してまいります。